海岸林再生プロジェクト

kaiganrin_1.JPGアース・ブレークスルーでは、東日本大震災・津波で被害を受けた「海岸林」の再生プロジェクトを進めています。 
海岸林とは、防風や防砂、高潮や津波の軽減などを目的として海沿いの土地に植樹された林のことです。「白砂青松」とも呼ばれ、海に面したマツ林の風景は、日本人にとても馴染み深いものです。

今回の震災・津波により、北は青森県から南は千葉県まで、約3700ヘクタールの海岸林が被害を受けたと報告されています(「東日本大震災に係る海岸防災林の再生に関する検討会」)。
岩手県陸前高田市にあった「高田松原」で、奇跡的に残った1本のマツのことは、報道などを通じてご存じの方も多いと思います(右写真/撮影:アース・ブレークスルー)。
そのほか、伊達正宗の時代から営々と育てられ、地元の人にも愛されてきた宮城県南部の海岸林も、見るも無残な姿に変わり果ててしまいました。

幹が折れたり、倒れたり、津波で根こそぎ流された海岸林の樹木(クロマツが中心)をそのまま放置し、植林がなされないままだと、風害や塩害などで周辺地域での農業に深刻な打撃を与え、人々の日常生活にも大きな支障が出ることになり、復興の足かせになってしまいます。
海岸林の再生は、被災地の復興のために、とても重要なことです。

アース・ブレークスルーでは、とりわけ被害の大きい宮城県南部の沿岸域(岩沼市~名取市~仙台市若林区周辺)をはじめ、岩手県、さらには千葉県の海岸林などの再生を、行政や他団体、企業、一般市民の方々と協力して進めています。

2011年7月、震災・津波発生から4ヶ月間が過ぎた時点で、アース・ブレークスルーでは、「被害状況の調査」や「海岸林再生シンポジウム」での現地報告レポートをおこないました(シンポジウム主催:公益財団法人オイスカ/2011年7月11日に東京で開催)。
8月以降は、具体的なプロジェクト実施エリアの決定、協力パートナー団体との連携の確立、苗木を育てる施設の準備、苗木オーナーの募集(予定)などを行ってまいります。


1.JPG2.JPG3.JPG

(写真左上:宮城県七ヶ浜町/右上:福島県相馬市/左下:宮城県名取市閖上浜/右下:名取市北釜地区)